ヤングケアラーとは、法令上の定義はありませんが、本来大人が担うと想定されているような家事や家族の世話などを日常的に行っているこどものことです。
具体的には、障がいや病気のある家族に代わり、買い物・料理・洗濯・掃除などの家事をしていたり、幼いきょうだいの世話をしていることなどが当てはまります。
家族の世話をしていること自体が全て問題ということではありませんが、勉強をする時間が十分に取れない、寝不足で学校に遅刻してしまうなど、結果として進学や友人関係などに影響が出てしまうことがあります。
一方で、こども自身ヤングケアラーの自覚がなかったり、まわりに知られたくないとの思いから相談支援につながっていないこどももいます。
こども自身も周囲の大人もヤングケアラーを正しく理解し、認識を高めていくこと、周囲の人たちがその存在に早く気づき、こどもの想いを聴き、必要な支援につなげていくことが大切です。 |