<お知らせ>
本丸御殿は、地震の影響により当面の間見学できません。
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平成20年4月20日(日)に本丸御殿大広間が一般公開されました。大工、左官、瓦職人といった様々な職人さん達の技と綿密な調査のもと完成した本丸御殿内部は、その美しさはもちろん細部にまで施されたこだわりを感じることができます。
■「闇り御門」(くらがりごもん)
石垣に囲まれ、本丸御殿大広間の下に作られた日本全国でも他に例を見ない地下通路です。
何だか意味深なこの名称、昼間でも暗いことからその名がつけられています。
堅牢な石垣に囲まれた薄暗い通路の四辻(よつつじ)と呼ばれる付近に当時本丸御殿の玄関があり、式臺之間(しきだいのま)へと続く階段が設けられていました。
■昭君之間(しょうくんのま)
本丸御殿大広間の中でも一番格式の高い部屋で、対面所(会見の場)として使用されたと考えられています。昭君之間は床の間や違い棚、付書院(つけしょいん)などを持つ書院造りで※鉤上段(かぎじょうだん)、帳台構(ちょうだいがまえ)なども備わっており、部屋全体にきらびやかな装飾が施されています。
※上段とは床が一段上がった部分のことで、L字型の上段を鉤上段(かぎじょうだん)という。
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