令和3年(2021年)12月の国からの通知により、ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの積極的勧奨の差し控えにより接種機会を逃した方に対して公平な接種機会を確保する観点から、時限的に、従来の定期接種の対象年齢を超えて接種を行うこと(以下「キャッチアップ接種」)となりました。なお、従来の定期接種の対象年齢は、小学6年生〜高校1年生相当の女子です。
【令和7年4月1日からのキャッチアップ制度の経過措置の内容】
今夏以降の大幅な需要増により、HPVワクチンの接種を希望しても受けられなかった方がいらっしゃる状況等を踏まえ、2025年年3月末までに接種を開始した方が、全3回の接種を公費で完了できるようになりました。
○対象者:
・キャッチアップ接種対象者(平成9年4月2日〜平成20年4月1日生まれの女性)のうち、
令和4年(2022年)4月1日〜令和7年(2025年)3月31日までにHPVワクチンを1回以上接種した方
・2008(平成20)年度(平成20年4月2日〜平成21年4月1日)生まれの女子で、
令和4年(2022年)4月1日〜令和7年(2025年)3月31日までにHPVワクチンを1回以上接種した方
○期間:キャッチアップ接種期間(令和7年3月31日まで)終了後、1年間
※令和6年12月末時点の熊本市の接種履歴で、1回目未接種の方へは2月中旬頃にはがきを送付しています。
(令和7年1月以降に1回目を接種された方、他の自治体で既に3回目まで接種された転入者の方へも届くことがあります。3回目まで接種済の方の接種は不要です。)
【従来のキャッチアップ制度(令和7年3月31日まで)の内容については以下の通りです】
■対象者
次の2つを満たす方が、対象者です。
(1)積極的な勧奨を差し控えている間に定期接種の対象であった、
平成9年(1997年)4月2日〜平成20年(2008年)4月1日生まれの女性
(2)過去にHPVワクチンの接種を合計3回受けていない
※過去に1回接種したことがある方は残り2回を、2回接種したことがある方は残り1回を、公費で接種
することができます。過去に接種したワクチンと同一のワクチンを接種することが原則となります。
過去に接種したワクチンの種類が不明な場合は、医師と被接種者等がよく相談のうえ、どのワクチン
を接種しても差し支えありません。ただし、既に1回目のワクチン接種を行っている方がワクチンを
選択して接種を再開する場合は、2回目と3回目の種類については同一のワクチンを用いてください。
■期間
令和4年(2022年)4月1日〜令和7年(2025年)3月31日
■保護者の同伴や同意について
熊本市では、16歳以上18歳未満の方については、予防接種の際、原則として保護者同伴をお願いしています。
ただし、次に該当する場合で、やむを得ず保護者が同伴できないときは、熊本市のホームページや厚生労働省
作成のリーフレットをお読みいただき、ワクチンの効果やリスク、接種後の注意などを十分ご理解いただいた
上で、保護者が署名をした「接種同意書」を実施医療機関にお持ちください。
・保護者が接種について十分理解していること。
・保護者と本人が相談の上でワクチン(2価・4価・9価)を選択していること。
・保護者と本人が相談の上で予診票の質問項目に回答していること。
・同意書(子宮頸がん予防ワクチン予防接種同意書)及び予診票の保護者自署欄に署名していること。
※16歳以上18歳未満のお子さまは、法律上は保護者の同意なく接種することができますが、できるだけ保護者の
同意を得てから接種するようお願いします。
■接種方法
接種を希望される方は、「こどもの予防接種実施医療機関名簿」を参照の上、事前に予約・確認を行ってください。
■医療機関へ持参するもの
親子(母子)健康手帳、マイナ保険証等本人確認ができるもの、熊本市から届いたはがき
※接種履歴がご不明な方は予防接種相談電話(電話:096-372-0700)へお問い合わせください。
■定期接種の対象年齢を過ぎて令和4年(2022年)3月31日までに自費で接種された方へ
キャッチアップ接種対象の方が、定期接種の年齢(小学6年生から高校1年生相当)を過ぎて、すでに任意接種として自費で接種している場合、本市が定める上限額の範囲内で払い戻しをいたします。
詳しくは、関連するホームぺージ(関連リンク)内の小学6年生からの予防接種(女性のみ)をご覧ください。
ご不明な点は、予防接種相談電話(電話:096-372-0700)へお尋ねください。 |