熊本市では、胃がん検診(胃内視鏡検査)を実施しています。
胃がんは、胃の壁の内側にある粘膜層から発生し、外側の粘膜下層や筋層へと広がっていきます。
胃がんは、早い段階で自覚症状が出ることは少なく、かなり進行しても、無症状の場合があります。
代表的な症状は、胃の痛み、胸やけ、吐き気、食欲不振などですが、これらは胃がん特有の症状ではなく、胃炎や胃潰瘍の場合でも起こります。検査をしなければ確定診断はできませんので、がん検診を受けることが重要です。
粘膜層や粘膜下層にとどまっている「早期がん」であれば、完治の可能性が非常に高くなります。
定期的にがん検診を受けましょう。
■対象者
熊本市に住民票があり、年度末年齢が50歳以上の偶数年齢になる方(職場等で受診の機会がない方)が対象です。
該当年齢の方は胃部エックス線検査と胃内視鏡検査のどちらかを選択することができますが、同一年度中に胃内視鏡検査と胃部エックス線検査を重ねて受けることはできません。
■自己負担金
3,000円
■自己負担金が免除となる方
・年度末年齢が70歳以上の方
・生活保護受給世帯の方
・市民税非課税世帯の方
■必要な証明書
・70歳以上の方
⇒健康保険証等生年月日が確認できる証明書
・生活保護受給世帯の方
⇒生活保護適用証明書または、生活保護緊急時医療依頼証(最新年度発行分)
生活保護適用証明書の発行場所:各区役所保護課
・市民税非課税世帯の方
⇒市県民税(所得・課税)証明書「世帯分」(最新年度分)
または、市県民税(所得・課税)証明書 主たる生計者の「個人分」(最新年度分)
または、介護保険料決定通知書、介護保険料納付通知書(冊子形式)、介護保険料納入通知書、介護保険料額変更通知書(最新年度分)
<注意>
※市県民税証明書の発行は有料です。
※市県民税証明書「世帯分」は個人番号カードを利用した証明書コンビニ交付サービスでは取得できません
ので、ご注意ください。
■検診に必要なもの
健康保険証
■検診内容
胃内視鏡検査
口もしくは鼻から胃内視鏡を挿入し、食道・胃・十二指腸を内腔から観察し、病気を探します。
異常がある場合には、病変を一部つまみ(生検)、細胞の検査を行うことや色素を散布して、病変を見やすくすることがあります。
*生検が行われた場合には、生検について保険診療として別途請求があり、検診費用のほかに保険診療の一部負担金を追加してお支払いいただくことになります。そのため、必ず健康保険証を持参してください。
■検診場所
・胃内視鏡検診実施医療機関(電話で事前予約が必要です)
下記の関連リンク先(熊本市がん検診のご案内)
⇒(胃内視鏡検診実施医療機関一覧)をご覧ください。
■検診結果
検査結果は検査終了後に医師から説明があります。
検診では二次読影が行われますので、その結果で精密検査が必要と判断された場合は、検診を実施した医療機関から連絡があります。必ず精密検査を受診してください。
■検診を受診することができない方
・職場等で同様の検診を受ける機会がある方
・検査部位の病気等で治療中・経過観察中の方
・自覚症状のある方(すぐに専門病院に受診してください)
・疾患の種類にかかわらず、入院中の方
・胃全摘術後の方
・妊娠中、妊娠している可能性のある方
・インフォームドコンセントや同意書の取得ができない方
(以下に該当する方は検査をお断りする場合がありますので、予約時に医療機関にご相談ください)
・咽頭・鼻腔などに重大な疾患があり、内視鏡の挿入ができない方
・呼吸不全のある方
・急性心筋梗塞や重篤な不整脈などの心疾患のある方
・明らかな出血傾向またはその疑いがある方
・最高血圧が極めて高い方
・全身状態が悪く、胃内視鏡検査に耐えられないと判断される方
■お問い合わせ先
ひごまるコール 電話:096−334−1500 |