熊本市には県指定と市指定の無形民俗文化財が12件あります。
代表的な芸能を紹介します。
※詳しくは下記の関連するホームページ「熊本市の指定文化財等」(http://www.city.kumamoto.jp/hpKiji/pub/detail.aspx?c_id=5&id=5889&class_set_id=2&class_id=186)を参照ください。
■肥後神楽(県指定)
肥後神楽と称せられるものは、岩戸神楽に類し集落中心の民間神楽と、神官中心の社家神楽の混成物と
考えられ、県北一帯に広がっていた。
古くは各神社で舞手の養成を行ってきたが、昭和十六年には熊本市・飽託郡の神職による神楽会が
結成されて錬成に努めていた。
■上南部肥後神楽(市指定)
上南部神社の大祭は10月25日にその夜社殿で行われる。
上南部神社には奈我神社、乙姫神社、住吉大社の3社が合祀してある。奈我神社の祭神は、
初代神武天皇の母君、玉依姫命で、癸戌(663年)第38代天智天皇の勅命で鎮座、御勅名の社号である。
乙姫神社は阿蘇の12神の一つで、貞観17年(875年)若比当スを乙姫大明神として合祀する。
■平山神社神楽(市指定)
松尾町平山の平山神社の大祭は、今日でも古式通りに10月13日から15日にかけて行われており、
大祭最後の夜執行されるのが、社前の火焚きとこの神楽である。神楽は古来継承されてきたと
伝えるが、時代は定かでない。 |