■フィブリノゲン製剤とは
フィブリノゲン製剤は、血液成分を原料とした医薬品の一種で、かつて(特に昭和63年以前)は大量出血時の止血等の目的で多くの医療機関で用いられていました。しかし、当時はフィブリノゲン製剤の原料に混入した肝炎ウイルスを不活性化する技術が十分ではなく、平成6年以前にこの製剤を投与された方は、肝炎ウイルスに感染している可能性が一般の方より高いと考えられます。
そのため、厚生労働省では平成16年12月にフィブリノゲン製剤の納入先医療機関を公表し、投与された可能性のある方々に肝炎ウイルス検査受診の呼びかけを行っています。
■フィブリノゲン製剤の納入先医療機関
熊本市内及び全国の公表医療機関名等については、厚生労働省ホームページで公開されています。
■その他の相談対応部署
感染症予防課(電話:096-364-3189)
■検査をおすすめしている方
平成6年以前に公表医療機関で治療を受け、次の項目に該当される方。
・妊娠中または出産時に大量の出血をされた方
・大量に出血するような手術を受けた方
・食道静脈瘤の破裂、消化器系疾患、外傷などにより大量の出血をされた方
・がん、白血病、肝疾患などの病気で「血がとまりにくい」と指摘を受けた方
・特殊な腎結石・胆石除去、気胸での胸膜接着、腱・骨折片などの接着、
血が止まりにくい部分の止血などの治療を受けた方
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