シックハウス症候群とは、新築・改築後の住宅やビルにおいて、建材、内装材等から放散される化学物質による室内空気汚染により、居住者が様々な体調不良を生じている状態のことです。
■よくある症状
・目に刺激感があり、チカチカする
・鼻水や涙、せきが出る
・頭痛やめまい、吐き気がする
・疲れやすい
・皮膚が乾燥する、赤くなる
■治療は?
現在のところ、診断や治療方法については、研究中であり、家に居住することが原因で
起こると思われる体調不良をすべからく「シックハウス症候群」と呼んでいるにすぎず、
因果関係も明確に証明することは難しいようです。
まずは、かかりつけの医師とじっくり相談し、目に異常を感じる人は眼科、皮膚に異常を
感じる人は皮膚科等、それぞれが異常を感じている部分の専門医の診療を受け、
症状緩和の措置をとって下さい。さらに複雑な症状がある場合は、必要に応じて、内科、
アレルギー科、心療内科等で総合的な診療、相談を受けて下さい。
あわせて、発生源と疑われるものがあれば、取り除きましょう。
■原因は?
近年、住宅の高気密化がすすむとともに、化学物質を放散する建材・内装材等の使用により、新築・改築後の住宅において、室内の空気が汚染されるようになったことが原因と考えられています。
それぞれの化学物質と健康影響の間の明確な因果関係、診断・治療方法については、研究中です。
■予防と対策
(1)住まい方の工夫から
・換気をしましょう ・室内空気を汚染するものを持ち込まないようにしましょう
(2)新築・改築をする時は、
・化学物質の放散量の少ない建材や内装材を使いましょう
(ホルムアルデヒドの放散量の少ない建材の表示としてF☆☆☆☆があります)
・効果的な換気ができるように、窓の位置や間取り計画を立てましょう
※詳細は、生活衛生課(電話:096-364-3187)までご相談ください。 |