各家庭を訪問し、「水道から来ました。」と名乗って水道水の水質検査を行い、「水が汚れているので工事や浄水器の設置が必要です。」と、お客様の不安をあおるという事例が発生しています。「水がにごる。」「味がおかしい。」などで水道水の検査依頼があった場合は、上下水道局から各ご家庭に出向き水質検査を行いますが、突然訪問することはありません。
また、上下水道局の職員を装ってご家庭を訪問し、排水設備（宅地内の排水管、汚水ます等）などの点検・修理を行って多額の代金を要求するトラブルも発生しています。宅地内の排水管の清掃や汚水ます等の修理等を市が業者に委託して代金を請求することはありません。
■このような事例が起きています。
●水道水に白い粉を入れかき混ぜて、ピンク色に着色したのを水道水が汚れているといい、給水装置の修繕等をもちかける。
※ピンク色に着色したのは、白い粉であるＤＯＰ試薬に水道水に含まれる残留塩素が反応したものです。残留塩素の測定方法を悪用した実験です（残留塩素＝水道水を雑菌から守るために0.1mg/リットル以上の注入が義務づけられています。）。
●水道水に溶液を滴下し、黄色に着色したのを水道水が汚れているれているといい、給水装置の修繕等をもちかける。
※黄色に着色したのは、残留塩素とオルトトリジンが結合したからです。残留塩素の測定方法を悪用した実験です（残留塩素＝水道水を雑菌から守るために0.1mg/リットル以上の注入が義務づけられています）。
●水道水に電極を差し込み通電させて、水道水に沈殿物を出す。
※沈殿物は鉄とアルミの電極が溶け出したもので、水道水から出ているわけではありません。
●「水道のメーター（量水器）の集金に来ました。｣と偽り、金銭を騙し取る。
※熊本市では、量水器使用料はいただいておりません。また、メーターの耐用年数は、計量器検定検査令で、８年と定められており、定期的に取り替えを行っていますが、量水器の取替え費用をお客さまに請求することはありません。
●｢水道管の掃除を｣と言って訪問した業者に掃除を依頼したところ、｢鉄さびが出る。｣と言われ高額な浄水器・活水器を購入させられた。
●水道設備や排水設備のメンテナンス
主にマンション・アパート等の入居者や学生を狙い、原則家主（貸主）が修理・負担すべきケースのものを｢ほかの入居者はみんな契約している。｣｢月々安価な契約料ですぐに修理を行います。｣などと語り、１〜３年分の契約料をだまし取る。
※すぐに契約を行わず、まず家主（貸主）や管理不動産に相談するなど十分気をつけてください。
●突然訪問し、給水管や受水槽の検査を行い工事を強要する。
●上下水道局の職員を装ってご家庭を訪問し、排水設備（宅地内の排水管、汚水ます等）などの点検や修理を行って多額の代金を要求する。
●上下水道局の職員を装い、法律上の義務があるような説明をして、修理や清掃をして代金を要求する。
●「市の紹介で来た。」｢水道の紹介で来た。｣など上下水道局との関係があるようなことをにおわせて、修理や清掃を迫る。
●「無償で点検」などと言って点検し、不良箇所を見つけて強引に修理を迫る。
●断ると恐喝まがいの威圧的な態度に出て、強引に契約を迫る。
■上下水道局からお客さまのご家庭を訪問する場合
上下水道局（または、上下水道サービス公社）が、お客さまのご家庭を訪問する場合は、以下のようなケースがあります。いずれの場合でも、職員は身分証を携帯しておりますので、ご確認ください。
○上下水道局職員が訪問する場合
お客様からご依頼を受けての水質検査
※お客さまからの検査依頼を受けて、ご家庭を訪問し水質検査を行うことはありますが、突然訪問することはありません。
○熊本市上下水道サービス公社職員が訪問する場合
水道メーター（量水器）の取替え（無料）
宅内給水装置診断（無料）
新設に伴う排水設備工事の施工検査業務
排水設備診断サポート（無料）
■浄水器について
熊本市の水道水質は良好で浄水器を使う必要はありません。しかし、個人の判断で浄水器を付けられる場合は、悪質な業者に十分ご注意ください。
■おかしい、あやしいと思ったら
契約（クーリングオフしたい場合など）に関しては、熊本市消費者センター（電話：096-353-2500）などにご相談ください。
■お問い合わせ
上下水道局経営企画課(電話：096-381-4330）
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水道・下水道に関する悪質な訪問販売や電話勧誘について。
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